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【プラーニンまとめ】タイと日本の友情の魚【筋トレ食にも最適!】

グルメ

今ではタイのスーパーマーケットや魚市場など、タイ国内どこでも売られている「プラーニン」。タイ人が毎日日常的に当たり前のように食べている「プラーニン」は、タイの国民食と言っても良いでしょう。僕も週2、3回は食べてます。

現在ではタイ人の国民食的存在となった「プラーニン」ですが、実は、明仁上皇が故プミポン国王へ50匹の「プラーニン」をプレゼントされたのが始まりだったのです。

「プラーニンってどんな魚?」「プラーニンの名前の由来は?」「プラーニンにはどんな料理があるの?」「プラーニンは日本とタイの友情の証だと聞いたことがけど、詳しく教えて!」

この記事では、このような皆さんの疑問にお答えしますね。

マコトこの記事を書いている僕は、タイ在住11年目のタイ料理愛好家です!!筋トレが趣味。筋肉へあたえる良質なタンパク源として「プラーニン」は日常食ですね。

 

 

本記事の内容

 

「プラーニン」とは?「プラーニン」を通して見る日本とタイとの深い友情の歴史

タイの偉大な父「ラーマ9世・プミポン国王」

ラーマ9世・プミポン国王。国王御即位当時、まだまだ食料事情が今のように良くなかったタイにおいて、「王室プロジェクト」と銘打つ農業を始めとする地方経済活性化や食糧事情改善のプロジェクトを自ら現場に足を運び陣頭指揮をとり、常にタイ国民に傍でタイ国民の幸せの為にご尽力されました。タイ国民のプミポン国王への敬愛は絶大で、国民全員から「父」と慕われています。2016年10月13日に崩御されましたが、タイ国民は勿論、タイに住む僕ら日本人たちも深い深い悲しみに暮れました。プミポン国王の生誕日である12月5日は今でもタイでは「父の日」とされています。

日本皇室とタイ王室との深いつながり

プミポン国王以来、日本皇室とタイ王室とはまるで家族同然の深く親しい関係を築いています。プミポン国王は昭和天皇とも親しくされておられましたが、現在の家族的関係が構築されたのはほぼ同年代の明仁上皇(平成)との親交だったと思います。明仁上皇(当時天皇)と美智子上皇后(当時皇后)は、プミポン国王ご崩御の時にタイを実際にご訪問し弔問されています。プミポン国王は、徳仁天皇陛下の皇弟である秋篠宮文仁親王を「我が子と同様」といって懇意にされていたとのことです。

明仁天皇とプミポン国王

明仁上皇がプミポン国王に送った魚「プラーニン」

「プラーニン」はスズキ目カワスズメ科に属す魚で、正式名称は「ティラピア」と言います。「ティラピア」は生命力・繁殖力が強く、また、川魚なのに臭みがなく白身が柔らかくて美味しいため、アジア、南アメリカ、アフリカなど温かい地域で世界中の川に放流され繁殖しています。

明仁上皇が当時皇太子だった1964年、美智子妃とともにタイを訪問。プミポン国王と会談された際、明仁陛下は当時のタイの食糧難事情について知りました。明仁陛下はプミポン国王にタイ全土の川で「ティラピア」を繁殖させることを提案した。

明仁陛下は帰国後、赤坂御用地で育てていた50匹の「ティラピア」をプミポン国王へ寄贈。プミポン国王は、宮殿内の池で「ティラピア」を飼育。はじめは50匹だった「ティラピア」をなんと1万匹の稚魚にまで増やしました。その稚魚が水産試験場を通して全国の川に放流。今では、タイの池や川にどこにもで当たり前のよういる魚になったのです。

当初、タイ国内で繁殖した「ティラピア」は、明仁皇太子(当時)のお名前をとって中国語表記で「仁魚」と名付けられました。タイ語で魚は「プラー」です。「仁魚」=「プラーニン」ですね。タイ国内が毎日食べている国民食である「プラーニン」という名前に日本の明仁上皇のお名前が付けられているのは嬉しいですね。

タイの魚市場で売られるプラーニン

 

高タンパク低カロリー 筋トレ、ダイエット食にも最適!

「プラーニン」のカロリーと3大栄養素バランス

ボディーメイクを目的に筋トレをしている場合は、最低でも1食でタンパク質を20g以上摂ることが推奨されています。「プラーニン」は一匹まるごと食べれば35gのタンパク質が摂れてしまいます。また、炭水化物はほぼゼロ。脂質は多少含まれていますが、フィッシュオイルですし、食べ合わせの料理で脂っこいものを食べなければ、アンチエイジング等の観点からも摂取必要量だと思います。一匹食べたらお腹いっぱいになる量ですが、カロリーはたったの240kcal。ダイエットにも適した料理です。

「プラーニン」一匹あたりの目安
エネルギー:241kcal
タンパク質:35.64g (142.56kcal)
脂質:9.54g (85.86kcal)
炭水化物:0.36g (1.44kcal)

 

「プラーニン」のタイ料理メニューまとめ

プラーニンの炭火焼き料理 プラーニン・パオ(ปลานิลเผา)

プラーニンを炭火で焼いた料理です。タイの街角の屋台でよく見かけるあの焼き魚です!タイに来たことがある人でしたら一度は見かけたことあるのではないでしょうか。
タイと言えば屋台。街角の屋台を使いこなすのもタイ生活の醍醐味です!屋台には、屋台が設置す路肩席で食べる「イートインタイプ」と、屋台の料理を買うだけの「持ち帰りタイプ」がありますね。この「プラーニン・パオ」はどちらのタイプでも食べられますが、僕は持ち帰って家で食べることが多いです。タイ旅行の際は、屋台に行って、「コー・プラーニン・パオ・ヌン・トゥア(焼き魚1匹下さい!)」と言ってプラーニン・パオの購入にチャレンジしてみてくださいね。

 

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揚げたプラーニン料理 プラーニン・トート(ปลานิลทอด)

プラーニンを揚げた料理です。タイ料理レストランでは結構定番な料理なので、メニューで見かけたことあるのではないですかね。見た目は揚げてカリカリした外観ですが、中のはホクホクとした白身。温かい内にお召し上がり下さい系の料理の典型ですので、冷めない内食べましょう。ボディーメイク重視の僕は揚げ物はあまり食べないんですが、これは脂っこくなくてなくて食べやすいですので、よく食べてます!!

 

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プラーニンの蒸し煮料理 プラーニン・ヌン(ปลานิลนึ่ง)

プラーニンをああああ

 

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プラーニンの辛レモン汁煮料理 プラーニン・ヌン・マナオ(ปลานิลนึ่งมะนาว)

レモン汁と唐辛子をベースにした煮魚料理です。プラーニンではなくシーバス(スズキ)を食材にした料理「プラーニン・ヌン・マナオ(ปลากะพงนึ่งมะนาว)」の方が、タイ料理レストラン等でよく見かける料理かもしれませんね。確かに、食べ慣れているせいもあり、タイ料理の魚のレモン汁煮はスズキのイメージがありますね。ただ、プラーニンで作るヌン・マナオもとっても美味しいですよ!

魚の醤油煮 プラーニン・シーユー(ปลานิลนึ่งซีอิ๊ว)

シーユー(ซีอิ๊ว)は、タイの醤油ですね。タイ料理全般に使われています。醤油の国である日本人にとってはありがたい味です。プラーニン・シーユーは、プラーニンを醤油で味付けした料理。これもタイ料理レストランではよく見かけますよね。僕は、何故か注文すること少ないのですが、日本から頻繁に旅行に来る友人でこれを好んで注文する人がいてよく食べてます。この料理、醤油、香草、生姜など、日本人好みの厳選されたシンプルな味付けの組み合わせが絶妙で本当に美味しいんですよねー。

 

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「プラーニン」料理が、皆さんの人生の忘れられない素敵な思い出になることを願っています。また、これからも日本とタイの友情をもっともっと深めていけたらいいですね。

 

makoto

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