タイの日常料理の代表を一つだけあげるなら、クイティアオ(ก๋วยเตี๋ยว)を挙げる人は少なくないでしょう。タイの日常食として親しまれているタイのラーメン「クイティアオ」。バンコク市街地でも多くの場所で楽しむことが出来ますが、郊外や地方のクイティアオ店では、また一味違うローカルならではのクイティアオ体験が出来ます。
「ローカルのクイティアオ店をタイ各地で見かけるけど、日本人が行っても簡単に注文できるの?」「タイ人たちはクイティアオを注文するときに何やら色々と指定をしているようだけど。日本人もタイ人のようにクイティアオを楽しみたいけど、どうやったらいいの?」
この記事では、このような皆さんの疑問にお答えしますね。
この記事を書いている僕は、タイ在住11年目。クイティアオ、毎日のように食べてますね。
日本にラーメン通がいる様に、クイティアオも多種多様な味があり、それを知るとクイティアオをもっと楽しめす!特にローカル店はそれぞれ味が違うので、色々なお店巡りも楽しいですよ。1生粋のクイティアオフリークのマコトが、ローカル店でクイティアオを楽しみたい方々のためにクイティアオの全てをまとめますね!
本記事の内容
- ローカルのクイティアオ店の様子
- 注文のためにクイティアオの種類を知ろう!
- クイティアオに入れる調味料や野菜を知ろう!
- クイティアオ店でお水はどうしたらいいの?
- クイティアオ店でのお会計はどうしたらいいの?
この投稿をInstagramで見る
ローカルのクイティアオ店の様子
店構え
タイ各地の道端でよく見かけるお店ですよね。ちょっとハードル高いと思う人もいるかもですが。大丈夫です!この記事を読んで気軽に入店して下さい!!
メニュー
だいたいどのお店にもこんなメニューがあります。ただ、この記事をお読みの日本人の多くは、タイ語のメニューなんて読めないですよね。タイ語読めなくても大丈夫です!ここ記事を読めば、メニューを読めなくてもクイティアオをまるでタイ人の様に注文出来る様になりますので安心して下さいね。
メニューで一つだけ知っておくと便利なのが、料金が2種類あること。これは、要は「大盛り」です。タイ語では「ピセット」といいます。大盛り希望の場合は、「ピセット」と言えば大丈夫!何も言わなければ普通盛りが出てきます。料金は店によって違いますが、普通盛りが30バーツくらい、大盛りが40バーツくらいが相場ですかね。安いですよねー!!
注文のためにクイティアオの種類を知ろう!
麺の種類
クイティアオの麺は。大きく分けて米麺(セン)と小麦粉麺(バミー)に分けられます。
センミー(เส้นหมี่)
細切りの米麺。乾麺を戻して調理することが普通です。そうめんくらいの太さです。個人的にはちょっと歯応えがなくて注文するこちはないですが、麺が細いので、子供や女性には食べやすいですね。
センレック(เส้นเล็ก)
中位の太さの米麺。生麺のことが普通です。一番オーソドックスな太さで。ラーメンや蕎麦の太さに近いです。タイ人もセンレック好きが多いです。僕も決まってセンレック注文してます。
センヤイ(เส้นใหญ่)
太い米麺。生麺が普通です。日本風に言うときしめんの様な太さですね。だいぶ歯応えがあります。炒めても美味しく、パッシウやパッタイもこのサイズの麺が使われます。
バミー(บะหมี่)
小麦粉麺なので。日本風のラーメンを想像すると分かりやすいと思います。ラーメンなので美味しいですが、米麺に比べると太りやすいので。ボディーメイクが趣味の僕は食べることは殆どないです。ただ、美味しいですよ!
ガオラオ(麺なしスープのみ)(เกาเหลา)
クイティアオは「タイラーメン」と思っている人が多いと思いますが、クイティアオの魅力はスープの美味しさと具の美味しさにもあり。それの美味しさのみを堪能するために麺なしで注文することも出来ますよー。麺なしのクイティアオは「ガオラオ」と呼ばれています。僕は、一杯目はセンレック。ちょっと物足りないので2杯目はダイエット意識してガオラオ。これがいつもの定番パターンです!!今日もそうしましたー!
スープの種類
クイティアオは、「汁あり」か「汁なし」が選べます。僕は基本は汁ありですね。ただ、友人の中のは汁なししか注文しない人もいます。これはもう好みですねー。
汁ありにはいくつか種類がありますが、辛党の僕はトムヤム一択です!!本当に美味しいです!
クイティアオ・ナーム(ก๋วยเตี๋ยวน้ำ)
汁ありクイティアオのことをタイ語でクイティアオ・ナームと呼びます。通常、何も指定しなければ、クイティアオ・ナームのナムサイのことだと勝手に判断されます。その他もスープも種類は下記の通りです。僕は基本は汁ありトムヤムですが。汁なしも美味しいんですね。
ナムサイ(นำ้ใส):醤油味スープ、何も言わなければこれが出てきます
トムヤム(ต้มยำ):ピリ辛甘酸っぱいトムヤムスープ
イエンタフォー(เย็นตาโฟ):紅麹で発酵さた豆腐をつかったピンク色スープ
ナムトック(น้ำตก):牛や豚の血が入った色濃いスープでイサーンで好まれる
トゥン(ตุ๋น):五香粉、八角などを使った中華風の茶色いスープ
クイティアオ・ヘーン(ก๋วยเตี๋ยวแห้ง)
汁なしクイティアオはタイ語でこう呼ばれますね。麺はバミーが使われることが普通です。友人の中にはヘーンしか食べない人もいます。実際。とっても美味しくです!
クイティアオに入れる調味料、野菜、揚げ菓子を知ろう!
タイ全土で何処へ行ってもローカルレストランに置いてある調味料セット。これは「クルワンプルーン」と呼ばれています。4つの調味料+αって感じが普通ですね。詳しい見てみましょう!
唐辛子(プリック)(พริก)
唐辛子です!マコトはこの唐辛子をタイ人が驚くほどたっぷり振りかけて食べます!(写真)
砂糖(ナムタン)(น้ำตาล)
ラーメンに砂糖って。。。海外で緑茶にさちうくぉ入れるのも違和感を覚える人もいると思いますが、炭水化物に砂糖を加えるって。。。でも、タイ人でクイティアオに砂糖を入れない人はいないくらい人気の調味料です。マコトも試したことありますが、個人的は、、、要らないかなー。
ナンプラーน้ำปลา
ナンプラーはタイ料理では何に入れても美味しいですよね。僕は、ガパオなど多くのタイ料理にナムプラーを振りかけますが、クイティアオだけはナムプラー抜きです。
トゥア(ナッツ)ถั่ว
タイ料理はソムタムなどナッツが入ってる料理が多いですよね。クイティアオも最初からナッツが入ってますが、足りなければお好みで追加!
酢(ナムソム)น้ำส้มสายชู
タイ語で酢は、”ナムソムサイチュー”と言いますが、クイティアオ屋さんではみんな”ナムソム”と呼んでますね。ナムソムと言うと、マコト的にはみかんジュースなイメージですが、、、。酸っぱいもの好きのタイ人。酢を好んでクイティアオに入れる人も多いですね。僕は中華丼とか広東麺には酢を振りかけてますので、気持ち分かります。ただ、僕はトムヤムスープを注文することが多いので、そこに酢を入れるとつおっと酸っぱ過ぎなんですよね。また、醤油ベースのスープにはあまり合わない気が、、、。と言うことで、入れることはないですが、日本人の友人で好んで入れる人います。調味料はとにかく個人の好みですよね。
野菜類
クイティアオ店には必ず野菜が置いてあります。多くの場合、もやしやホーラパー(タイバジル)やその他の野菜が置いてありますね。これらの野菜は無料です!近くに野菜を取るカゴが置いてありますので、自由にとって無料でクイティアオに入れて食べましょう。マコトはいつも「全部乗せ」ですね。そこにある野菜は容赦なく全部乗せします!
揚げ菓子(ケープムー)
クイティアオ店にも寄りますが、写真の様な揚げたスナック菓子を置いている店があります。これはケープムー(แคบหมู)という、豚の皮を揚げた食材です。だいたいは10バーツ程度と安いですね。これは有料ですが、断りなく開封して食べて大丈夫です。ただし、精算の時には必ずケープムーを食べたことを伝えて一緒にお金を支払って下さいね。食べ方は、クイティアオに入れて一緒に食べるためのものですが、お菓子感覚でそのままバリバリ食べても勿論大丈夫!お好みで!
クイティアオ店でお水はどうしたらいいの?
無料のお水が置いてあります!
こんな感じの水ポットもしくは水タンクがほぼ全ての店の置いてあり完全無料です。衛生的にも全く問題ありませんので、わざわざ水を買うことなく、近くに置いてあるコップを使ってこの水を頂きましょう。氷は氷ボックスの中に入っていることが多いですね。これも無料ですし。特に断りなく利用して大丈夫です。
有料のペットボトル水もある
多くのクイティアオ店で、各テーブルに水のペットボトルが置いております。上記の水ちょっと気になる人はこれを買って良いですが、僕は買ったことないですね。断りなく勝手に飲んで大丈夫ですが、精算の時に請求されますのでクイティアオと一緒に料金を支払って下さいね。
クイティアオ店でのお会計はどうしたらいいの?
食べ終わったらまとめて支払おう!
食べ終わったら、「チェックビン」とお店の人に告げれば、会計プロセス開始です!店員さんが合計金額を告げてくれます。
クイティアオは一杯が30〜50バーツ程度の安い料理です。5、6人で行ったとしてもトータル200バーツくらいですので、一旦誰かがまとめて全額一括で支払い、後で人数で割って精算しましょう。お店にとっても助かりますし。小さなか額でバタバタと個別会計するのもスマートさに欠けますね。
ローカルクイティアオ店での食事が、皆さんの人生の忘れられない素敵な思い出になることを願っています。
makoto
コメント